令和7年4月23日の理事会において、愛知県立学校事務職員協会会長をお引き受けすることとなりました、中川青和高等学校の柴田と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
日頃より、愛知県立学校事務職員協会の活動に御理解と御協力を賜り、心より感謝申し上げます。
また、このたびは協会のホームページを御覧いただき、誠にありがとうございます。
昨今、「VUCAの時代」とも称されるように、将来の予測が困難な不確実性の高い時代に私たちは生きています。
コロナ禍以前には、正確な回答を出す能力が評価されていましたが、現在では、「何が問題なのか」を自ら考え、そのうえで最適な解を導き出す力が求められるようになってきました。
また、コロナ禍をきっかけに多くの制度や慣習が見直されました。
しかしながら、それらが本当に必要なものであったのかという点については、十分な議論がなされたとは言い難いものもあります。
たとえば、積極的に導入された在宅勤務やテレワークについても、出社によるメリットを再評価し、見直しを図る民間企業も見受けられます。
情報に振り回されることで、「こんなはずではなかった」と後悔することもあるかもしれません。
また、かつては長時間働くことが美徳とされていましたが、今は限られた時間の中で成果を上げることが求められています。
働き方改革が叫ばれる中、異なる働き方をする仲間と共に成果を出すには、やはり多くの困難を伴います。
私たちが携わる学校現場においても、社会の変化に応じて日々さまざまな課題が発生しています。その中には、解決の見通しが立たない問題も含まれています。そして、学校には多様な職種や働き方をする職員が在籍しています。
そのような状況の中で、自ら「何が問題なのか」を見極め、最適な解決策を見つけ出す力が求められます。
しかし、一人でできることには限界があります。
学校間で連携し、他の事務職員と知恵を出し合いながら理解を深めていくことで、最適解に近づくことができるのではないでしょうか。
愛知県立学校事務職員協会では、今後もさまざまな活動をとおして、会員相互の連携を促進し、より深い考察とより良い業務遂行を目指してまいります。
そして、仕事をとおして一人ひとりが貴重な経験を積み重ねていけるよう、皆さまと共に歩んでまいりたいと考えております。
愛知県立学校事務職員協会 会長 柴田 英明